2011年01月24日 (月) | 編集 |
上杉謙信家訓十六箇条
1.心に物なき時は心広く体泰なり
心に物なき時は、こだわりを持たず心が広く伸びやかになり、
身体もまた安らかである。
2.心に我儘なき時は愛敬失はず
我儘(わがまま)な心を持たないならば、
人にも柔らかく接することができ、
人を慈しみ敬う心(愛敬:あいぎょう)を失わない。
3.心に欲なき時は義理を行ふ
欲心がないからこそ、義理の道を行うことができる。
4.心に私なき時は疑ふことなし
人を信ずることができずに疑うのは、私心のなせる業(わざ)である。
私心を去って万事に対すれば、無用の疑念は起こらない。
5.心に驕りなき時は人を敬ふ
驕(おご)り高ぶる心がないとき、
人の真価を認めることができ、人を敬うことができる。
6.心に誤りなき時は人を畏れず
心にやましいことがないならば、何人(なんぴと)をもおそれることはない。
7.心に邪見なき時は人を育つる
邪(よこしま)なる心とは、横に流れる心。
天地の心を縦に貫いて生きるならば、
その生き様をみて周りの人が自ずと育っていく。
8.心に貪りなき時は人に諂うことなし
貪(むさぼ)り欲しがる心を持たなければ、
人に諂(へつら)いおもねることがない。
9.心に怒りなき時は言葉和らかなり
心に怒りを持たなければ、言葉は和(やわ)らかである。
10. 心に堪忍ある時は事を調う
何事も堪忍の心で堪え忍ぶならば、物事を調えることができる。
11. 心に曇りなき時は心静かなり
心が曇ると、心が立ち騒ぐことになる。明鏡止水の心境で、
心静かにいることが重要である。
12. 心に勇みある時は悔やむことなし
物事を果断に実行する際には、勇気をもって行うことである。
さすればうじうじと悔やむことはない。
13. 心賤しからざる時は願い好まず
心癒しからざる時、つまり心が気高さにあふれている時は、
ことさらに願い事をすることもない。
さすれば、上位の者にこびらうこともない。
14. 心に孝行ある時は忠節厚し
親に孝行する心があれば、主君に忠節を尽くす心も厚いものである。
15. 心に自慢なき時は人の善を知り
自慢の心がないならば、他人の善をよく認めることができる。
16. 心に迷いなき時は人を咎めず
心に迷いがなければ、人を咎めることもない。
人を咎め立てするのは心の迷いのなせる業(わざ)である。
1.心に物なき時は心広く体泰なり
心に物なき時は、こだわりを持たず心が広く伸びやかになり、
身体もまた安らかである。
2.心に我儘なき時は愛敬失はず
我儘(わがまま)な心を持たないならば、
人にも柔らかく接することができ、
人を慈しみ敬う心(愛敬:あいぎょう)を失わない。
3.心に欲なき時は義理を行ふ
欲心がないからこそ、義理の道を行うことができる。
4.心に私なき時は疑ふことなし
人を信ずることができずに疑うのは、私心のなせる業(わざ)である。
私心を去って万事に対すれば、無用の疑念は起こらない。
5.心に驕りなき時は人を敬ふ
驕(おご)り高ぶる心がないとき、
人の真価を認めることができ、人を敬うことができる。
6.心に誤りなき時は人を畏れず
心にやましいことがないならば、何人(なんぴと)をもおそれることはない。
7.心に邪見なき時は人を育つる
邪(よこしま)なる心とは、横に流れる心。
天地の心を縦に貫いて生きるならば、
その生き様をみて周りの人が自ずと育っていく。
8.心に貪りなき時は人に諂うことなし
貪(むさぼ)り欲しがる心を持たなければ、
人に諂(へつら)いおもねることがない。
9.心に怒りなき時は言葉和らかなり
心に怒りを持たなければ、言葉は和(やわ)らかである。
10. 心に堪忍ある時は事を調う
何事も堪忍の心で堪え忍ぶならば、物事を調えることができる。
11. 心に曇りなき時は心静かなり
心が曇ると、心が立ち騒ぐことになる。明鏡止水の心境で、
心静かにいることが重要である。
12. 心に勇みある時は悔やむことなし
物事を果断に実行する際には、勇気をもって行うことである。
さすればうじうじと悔やむことはない。
13. 心賤しからざる時は願い好まず
心癒しからざる時、つまり心が気高さにあふれている時は、
ことさらに願い事をすることもない。
さすれば、上位の者にこびらうこともない。
14. 心に孝行ある時は忠節厚し
親に孝行する心があれば、主君に忠節を尽くす心も厚いものである。
15. 心に自慢なき時は人の善を知り
自慢の心がないならば、他人の善をよく認めることができる。
16. 心に迷いなき時は人を咎めず
心に迷いがなければ、人を咎めることもない。
人を咎め立てするのは心の迷いのなせる業(わざ)である。